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ご挨拶

米澤幸平

 

 昭和40年(1965年)1月15日に父、米澤繁男(初代院長)が当院を開設しました。平成5年に米澤幸平(現院長、長男)、平成8年に米澤孝信(現副院長、次男)が着任しました。そして、平成18年には米澤嘉朗(現診療部長、三男が着任し、親子4人で整形外科病院を営むことになりました。

 父米澤繁男は令和2年1月15日の当院の開院記念日に永眠いたしました。92歳でした。そして、この年の初めから始まった新型コロナウィルス禍は、丸3年経過しして収束しました。

 令和6年元旦に能登半島地震が発生しました。当院のインフラには若干の被害がありましたが、通常のお仕事が可能でした。本年4月頃までは、奥能登の患者さんも一部入院されていました。そして、本年9月には集中豪雨が奥能登を襲いました。同じ石川県民として、2つの大災害で犠牲となられた方々に心から哀悼を捧げ、被災された皆様には心からのお見舞いを申し上げます。

 父が立ち上げた病院は、令和6年(2024年)1月に開院59周年を迎えました。本当に長い間、地域の皆様のご支援を賜り頑張ってくることができました。誠にありがとうございました。そして、令和6年4月には父の孫、私の長男である米澤克隆医師が着任しました。私共と同じ整形外科の専門医です。とても賑やかになりました。

 父、米澤 繁男は、故高瀬武平先生(金沢大学初代整形外科教授)の教室の一期生として、整形外科学の基礎を学び、自らもしっかりと手術のできる整形外科医となる教育を受け、この病院を開設しました。腰椎椎間板ヘルニアの手術は約1500例執刀したときいております。父を引き継いだ3人の息子も手術のできる整形外科病院を目指しました。とくに米澤嘉朗診療部長は、脊椎外科を中心に最近はBKP(バルーン椎体形成術)を多数手がけ、およそ1100人を超える患者様に、のべ1500回を超えるBKPを施行しております。高齢者の骨粗鬆症、脊椎圧迫骨折を中心に高齢化社会のニーズに対応しております。また、着任したばかりの米澤克隆医師は、外傷の手術と人工膝関節置換術(TKA)を得意としております。

 当院は金沢駅から近く、金沢大学整形外科学教室、金沢医科大学整形外科学教室からの応援を多数いただいており、種々の整形外科手術にも対応可能ですし、一方近隣でご開業の整形外科の先生方にも当院で手術を執刀していただいております。とてもありがたいことと感謝しております。

 一方で、当院は手術だけではなく、すべての整形外科治療に関連するリハビリテーションに力を注ぎいでおります。整形外科の患者様の70%~80%は手術を必要としません。リハビリが重要です。手術においても、術後のリハビリがきわめて重要です。また、救急告示病院としての、救急患者様の対応はもとより、平成11年からは高齢化社会を見据えた介護保険の世界にも関わりました。居宅介護支援事業所、短時間デイケア、訪問リハビリなどを立ち上げております。病棟は一般病棟と療養病棟があります。一般病棟は、急性期の患者様、術後の患者様を中心に入院していただき、療養病棟では、数か月以上のリハビリを要する患者様、医療を必要とする長期療養患者様を中心に入院していただいております。

 当院は、整形外科を中心に外来を午後7時(土曜日は5時)まで開いております。外来リハビリも同じ時刻まで開いております。整形外科の患者様は、お子様から高齢者まで、たいへん幅広いので、通学帰り、仕事帰りの皆様にも通院の利便性を高める努力をしております。

令和7年1月には、開院60周年を迎えます。父の時代から築いた地域に密着した患者様を中心医療の伝統を、今後とも継承し、地域医療に貢献して参りたいと存じます。今後共、どうぞよろしく御指導ご鞭撻の程お願いを申し上げます。  (令和6年10月 記)

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